雑記

糖尿病から透析になる?透析とは、1週間に何回何時間?医療費用や食事制限まとめ

日本における血液透析患者数は2014年(平成26年)末の時点で32万人を超え、今も増え続けています。血液透析患者数の推移は下のようになっています。

右肩上がりで増加しているのがわかると思います。

透析が必要になった原因は、糖尿病性腎症(43.5%)、慢性糸球体腎炎(17.8%)、腎硬化症(14.2%)の順に多くなっています。ここでいいたいのは糖尿病をはじめとする生活習慣が原因で透析となった人は全体の約60%をしめるということです。これも年々増加しています。
透析は患者さんの生活を大きく制限し、普段も大きくなるので、透析になる前になんとかするのが望ましいです。

 

透析とは

血液透析、人工透析、血液浄化療法などといろいろと呼び方がありますが、すべて「透析」のことを指しています。
透析とは、血液中の老廃物をろ過する機能を果たす腎臓の代わりに、人工的に血液中の老廃物をろ過して、血液を浄化するのが透析です。
腎臓の機能が完全に働いている状態が100%とすると、腎臓の機能が10%以下になると、血液中の老廃物を十分にろ過できなくなります。腎臓が本来の機能を果たせなくなったときに、透析が導入されます。

 

透析の1週間で何回、1回あたり何時間か

1週間に3回透析を行うことになり、1回あたり約4~5時間ほどかかります。
「ながい!」「そんな日程くめない!」「仕事は?」と思うかもしれませんが、今まで休むことなく腎臓がろ過をしていたことを考えると、当たり前のことです。
回数を減らしたりすると、十分に血液の浄化ができない上に、短時間で一気にやると身体への負担も大きくなるので、どこの透析病院も1週間3回で1回あたり4~5時間はかかります。
そのため、仕事の退職を余儀なくされる人や経済的に生活を変えざるおえない人もいます。

 

透析は腎臓が治ればやめれるのか

透析は一度はじめるとやめれません。一時的に腎臓の機能が悪くなって、透析を行っている場合を抜いて透析はやめることはありません。
また、腎臓も透析をはじめる程、機能低下した(腎不全の状態)場合には治ることはありません。

 

透析の費用は?

透析の費用は1万/月かかります。年間12万ほどです。(※収入の多い人は2万/月かかる場合もあります。)
透析は医療費総額として考えれば1年あたり500~600万程かかります。「え?生活できないじゃないかと思うかもしれませんが、日本では保険制度があるため、3割負担になります。それでも1年に150~180万程かかることになりますが、透析になると、身体障害者手帳というものが交付されます。
これは腎不全という身体障害があると認定されるため、交付されます。大概の方は透析になると身体障害者手帳1級になりますので、支払った医療費が戻ってきます。また、手帳を病院に提出すれば、病院の窓口での支払いは1万/月です。

 

透析をやるから食事制限しなくてもいいのか

透析になったからといって暴飲暴食してはいけません。残っている腎臓の機能を維持する必要もあるため、食事制限は必ず必要です。

 

水分制限

腎臓の機能が落ちているため、身体に水分が溜まりやすい状態になります。飲料水の飲み過ぎや食事で水分をを取りすぎると、身体に水分がたまり、足のむくんだり、水分がたまることで体重が増えたりします。この状態が悪くなると、呼吸困難、高血圧などの症状が現れ、心臓や肺に悪影響が出ます。

 

塩分制限

塩分を取り過ぎるとのどが渇いて、水分を多く取りがちになります。その結果として、水分の取り過ぎでむくみがひどくなります。塩分制限が間接的に水分制限をしていることになります。患者さんごとで塩分制限の量は決まっているので、普段の生活で塩分量を意識する必要があります。透析患者の目安としては、6g/日 以下です。欲を言えば、3~6gくらいの塩分量にするのが理想的です。

 

カリウム制限

カリウムと聞いてもピンと来ないと思いますが、カリウムはあらゆる食材に含まれています。
カリウムをなぜ制限するかというと、腎臓が機能していれば、カリウムは老廃物として身体の外に出されますが、透析患者はカリウムが血液中に多くなりやすいです(高カリウム血症)。このカリウムが多い状態になると、不整脈や心臓が止まる恐れがあります。
特に、野菜や果物に多く含まれています。
野菜は200gくらいが目安です。
果物のバナナ、キウイフルーツ、メロンなどにはカリウムが多く含まれていますので注意が必要です。

 

リン制限

カリウムに引き続きリンもあまり聞き慣れないと思います。リンはタンパク質を分解したときにできるものです。このリンがたまると、血管や関節が硬くなり(石灰化)、心筋梗塞や肺梗塞を起こしやすくなります。
リンが多く含まれる食物としては、乳製品、インスタント食品、レバー、豆類、加工食品、魚卵などが挙げられます。

 

 

旅行はできるのか

旅行はできます。ただ、1週間に3回の透析は変わらず行う必要がありますので、透析をやる日が旅行中にあるのであれば、旅行先の病院で透析の予約をして、透析をします。当然4~5時間ほど透析を行いますので,その間は拘束時間となります。日中に旅行先でイベントがある場合や外せない用事があるようであれば事前に透析を受けるのかなど主治医に相談をしましょう。