雑記

英語が流ちょうに話せるようになる外国語様アクセント症候群!症状や原因、日本での報告は?

米国アトランタの16歳の少年がサッカーの試合中に頭を蹴られたことで意識を失い、目が覚めると英語ではなく、スペイン語がぺらぺらになっていたというニュースが話題になりました。

人間の脳にはまだまだ隠された力があるのか。少年がなぜぺらぺらになったのか、症状や原因などについてまとめてみました。



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なぜぺらぺらに?

 

16歳の少年がなぜスペイン語がぺらぺらに話せるようにようになったかというと、頭を蹴られ脳に強い衝撃を受けたことで、外国語様アクセント症候群になったからといわれています。

外国語様アクセント症候群は、脳にダメージを負うことで話し方が変わってしまうという一風変わった症状を現す病気です。

 

少年は、アメリカ人なので母国語は英語ですが、スペイン語を片言で話すことはできたそうです。当然英語のように流ちょうにスペイン語を話せるわけもなかったのです。しかし意識を失って数日後に少年が目を覚ますと、英語ではなく流ちょうなスペイン語をぺらぺら話したというのです。

その後回復するにつれて、英語に戻っていき、スペイン語の流ちょうさも消失していきました。

外国語様アクセント症候群とは

 

アトランタの少年のように脳しんとうのほか、脳梗塞、頭の外傷、頭痛などが原因で、脳の言葉を考える部分や言葉を発生する部分が障害されて、アクセントが変わることで外国語訛りしているように聞こえる症候を指しています。

そのため、特定の言語や新たな言語を身につけるということではなく、アクセントが変わってしまうということです。

ある程度教養がある第二言語などであれば、ぺらぺらになる可能性はあるのですが、そんないいことだけではありません。アメリカの少年は、意識回復後、スペイン語はぺらぺらなものの、集中力が続かず、サッカーを再開できるか危ぶまれた程です。脳にダメージを負うため、集中力が低下する等の弊害も当然あります。

 

 

アトランタの少年は元々スペイン語を話せたため、脳に衝撃を受けたことでアクセントに変化が起こり、スペイン語が片言に聞こえなくなったと思われます。そのため、ぺらぺら話せるようになったという話は少し怪しいと思います。

 

 

 

過去の発生例

 

外国語様アクセント症候群は過去にも同じような症例は報告されています。

 

戦時中の1941年にはノルウェー人の女性が、爆撃の被害に遭い、脳へ損傷を受けた結果、ドイツ訛りの話すようになっています。

 

アメリカオレゴン州56歳女性は、歯科医院で治療のため麻酔を受け、目が覚めるとイギリス訛りの英語に変わっていたという。ちなみにこの女性は一度もイギリスに赴いたことはない。

 

血管の麻痺が原因で脳に障害を受けたイタリア人男性は、フランス語を話しはじめ、生活もすべてフランス料理にフランス書籍を読むなどに変化した事例もあります。この男性はフランス語を高校生までしかならっておらず、話す機会もなかったにも関わらず、フランス語を話し始めました。

 

神経に障害が現れる多発性硬化症を患っていたニュージーランドの女性は、療養している間にいつのまにかロンドン訛りの英語を話すように変わっています。その後検査を行ったところ、脳に損傷が発見されています。

 

 

正式な報告数は確定していないが、最初の報告事例は1907年で、これまで世界で数十人しか報告されていません。報告例からわかるように脳に何らかの障害を受けることで、言葉を司る部分が損傷を受けることに関係がありそうです。



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日本の報告例は?

 

日本での報告例は現在のところないです。

世界で数十人しか報告がないので報告がなくても不思議ではないですが、英語やスペイン語などがぺらぺらに話せるようになることはなさそうです。

関東の人が、流ちょうな関西弁をはなせるようになるくらいの変化ではないでしょうか。または東北訛りの日本語になったり、京都訛りになったりといった具合でしょう。

元々知らないものを新たに身につけてしまうものではないので期待した人にとっては残念かもしれません。

 

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

英語が話せるようになると思った人は残念だったかもしれません。

しかし、脳のある分野が障害されると、このような症状が出るということは、裏を返せば、科学の進歩とともに、言語も簡単に習得できる時代がくるかもしれませんね。

そんな時代に期待しながらしめたいと思います。



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